岡山初のストリートピアノ廃止、客足減下でマナー悪も - 産経ニュース

メインコンテンツ

岡山初のストリートピアノ廃止、客足減下でマナー悪も

年末で廃止が決まった、岡山県初のストリートピアノ。演奏の前後では手の消毒をするよう呼びかけている=2日、岡山市北区のイコットニコット
年末で廃止が決まった、岡山県初のストリートピアノ。演奏の前後では手の消毒をするよう呼びかけている=2日、岡山市北区のイコットニコット

 JR岡山駅近くの商業施設に昨年9月、岡山県としては初めて導入された「ストリートピアノ」が、今年末に廃止されることが決まった。新たな試みでにぎわいの創出を目指したが、新型コロナウイルス禍で客足が減少。一定の常連客のみが弾き続け、騒音苦情が起きることもあり、期待した結果につながらなかったという。

 商業施設は「イコットニコット」(岡山市北区)。昨年9月、1階の入り口近くに、アップライト形式の、誰でも弾けるストリートピアノを設置した。ピアノを弾きたい人の新たな来場や、音楽好きの人たちの交流をうながすのがねらいで、テレビ局と連携した音楽イベントも行っていた。

 だが今年のコロナ禍以降は、客足そのものが低迷。人けが少ないなかでのピアノの音は館内に響きすぎることがあり、特に大音量で弾く人の演奏に対しては苦情もあった。施設側では「トラブルが多発しております」とする掲示を行い、マナーの改善をうながしていた。

 最近ではピアノを弾くのは限られた人になり、期待した交流や新規の来客は生まれにくかったという。広報担当者は「万人に喜んでもらおうとしたが、この状況ではいい方向に向かわず、いったん休もうと判断した。状況次第では、いずれ再開も考えたい」と話している。