ダイキンへの賠償命令確定 室外機出火で最高裁

最高裁判所=東京都千代田区(伴龍二撮影)
最高裁判所=東京都千代田区(伴龍二撮影)

 千葉県松戸市の教会火災をめぐり、エアコン室外機の欠陥が原因だとして、牧師らが製造物責任法(PL法)に基づき損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は、製造元のダイキン工業(大阪市)の上告を退ける決定をした。1日付。配線のショートで部品から発火した可能性があるとして約750万円の支払いを命じた2審東京高裁判決が確定した。

 判決によると、平成24年10月、松戸市の教会から出火し、約73平方メートルを焼損。牧師らがやけどを負い、2階ベランダの室外機周辺が最も激しく焼けていた。

 ダイキン工業側は放火や失火の可能性があると主張したが、30年9月の1審東京地裁判決は「室外機が火元と認められ、欠陥により生じたと推認できる」と退け、約490万円の賠償を命令。2審東京高裁は今年2月の判決で、神学関係の書籍の損害や火災原因の調査費用などを含め、賠償額を増やした。