3歳娘殺害で母に懲役8年 千葉地裁判決

 千葉県館山市の住宅で昨年10月、夫(52)と共謀して無理心中を図り当時3歳の娘を殺害したとして、殺人罪に問われた母親の宮下(旧姓羽山)有布子被告(41)の裁判員裁判で、千葉地裁(平塚浩司裁判長)は3日、懲役8年(求刑懲役9年)の判決を言い渡した。

 判決理由で平塚裁判長は「夫婦に計画性が無く生活が困窮し、公的機関に支援を求めるなど必要な方法を取らず無理心中を計画した」と指摘。「身を守るすべのない幼い被害者は、最も信頼できるはずの両親に命を絶たれ被害結果は重大だ」と述べた。

 弁護側は宮下被告が夫の意見に従わなければならない状況で、消極的だったと主張したが、平塚裁判長は「夫に実行を促し自らの判断で両足を押さえつけ、主体的に関与した」と認定した。

 共犯として殺人罪に問われた夫は、懲役9年の判決が確定している。