生後2カ月の長男殺害で母親に懲役12年を求刑 宇都宮地裁

宇都宮地裁=宇都宮市
宇都宮地裁=宇都宮市

 自宅で生後2カ月の長男を殺害したとして殺人罪に問われた無職、石橋景子被告(41)=栃木県足利市田中町=の裁判員裁判論告求刑公判が2日、宇都宮地裁(岡田健彦裁判長)で開かれ、検察側は懲役12年を求刑し、結審した。判決公判は7日。

 検察側は論告で、育児で奪われた自由な生活を取り戻したいと考えて殺害したと主張し「動機は身勝手かつ軽薄」と指摘した。弁護側は、周囲の協力が得られずに育児の悩みがたまり、極限状態に追い込まれたとして寛大な判決を求めた。

 論告などによると、石橋被告は平成30年8月2日ごろ、同県佐野市内の当時の自宅で、長男のレオンちゃん=当時2カ月=の頭に右手を強く押しつけ、頭蓋内に損傷を負わせて殺害したとしている。