自衛隊、「邦人保護」訓練 朝鮮半島や台湾念頭

 防衛省は2日、テロや紛争が起きた地域から安全な場所まで邦人を退避させる訓練を報道関係者に公開した。平成28年施行の安全保障関連法で自衛隊の任務に追加された「邦人保護」と呼ばれる活動で、12回目となる今回は自衛隊員約270人が参加。防衛省は特定の国や地域を想定していないと説明しているが、朝鮮半島や台湾の有事などが念頭にあるとみられる。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、参加者はマスク着用や手洗いを徹底したという。

 朝霞駐屯地(東京都練馬区など)では、日本人学校を取り囲んだ暴徒を排除し、集まっていた邦人を車両に乗り込ませた。安保法は、邦人保護で「やむを得ない理由がある際、合理的に必要と判断される限度」で武器の使用を認めている。この日は武器を用いる場面は設けず、不快な音を出す機器で追い払った。

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