日本初の鉄道、遺構出土 東京・高輪新駅の再開発で発見

JR高輪ゲートウェイ駅の近くで見つかった日本初の鉄道の遺構「高輪築堤」の一部=11月28日、東京都港区(JR東日本提供)
JR高輪ゲートウェイ駅の近くで見つかった日本初の鉄道の遺構「高輪築堤」の一部=11月28日、東京都港区(JR東日本提供)

 JR東日本は2日、約150年前に日本で初めて鉄道が開業する際に造られた「高輪築堤」の遺構が、東京都港区の高輪ゲートウェイ駅の近くで見つかったと発表した。線路を敷くために浅瀬に盛り土をして石垣で固めたもので、同駅周辺の再開発工事で出土した。

 JR東によると、のり面に積まれた四角い石が整然と並んでいる。昨年11月まで山手線と京浜東北線が走っていた線路跡から、1キロ余りにわたり確認された。

 区教育委員会によると、高輪築堤は明治3年着工で、現在の田町駅付近から品川駅付近の約2・7キロにわたって造られた。当時の錦絵には海上の築堤を走る蒸気機関車が描かれている。明治末期から昭和初期にかけての埋め立て工事で撤去されたと考えられていた。区教委の川上悠介学芸員は「当時の土木技術の水準が分かる貴重な遺構で、一大発見だ」としている。