茨城船舶事故、海保が実況見分 遊漁船の右舷側に衝突か

鹿島港の港口付近で貨物船と衝突した遊漁船「第5不動丸」を実況見分する鹿島海上保安署の捜査員=30日午後、茨城県神栖市
鹿島港の港口付近で貨物船と衝突した遊漁船「第5不動丸」を実況見分する鹿島海上保安署の捜査員=30日午後、茨城県神栖市

 茨城県の鹿島港の港口付近で、広島市の貨物船「はやと」(498トン)と鹿嶋市の遊漁船「第5不動丸」(4・95トン)が衝突、遊漁船の1人が死亡し、業務上過失致死傷容疑などで両船長が逮捕された事故で、鹿島海上保安署は30日、陸上に引き上げられた第5不動丸を実況見分した。

 両船の事故後の状態から、はやとの先端と第5不動丸の右舷が衝突した可能性がある。捜査員は右舷側が大きく壊れている第5不動丸の船体の写真を撮り、損傷部分の大きさを測るなどして詳しく調べた。

 事故は28日午前5時25分ごろ発生。第5不動丸の乗客乗員12人が投げ出され、乗客で東京都西東京市の栗原篤徳さん(46)が死亡した。

 海保は29日、双方が衝突を避けるために必要な注意義務を怠り、栗原さんを死亡させ、ほか4人にけがをさせたとして、業務上過失致死傷と業務上過失往来危険の疑いで、はやとの船長(56)と、第5不動丸の船長(49)を逮捕していた。認否は明らかにしていない。