近ごろ都に流行るもの

「機能性シャワーヘッド」ファインバブルや軟水化 毛穴洗浄、ツヤ髪に

【近ごろ都に流行るもの】「機能性シャワーヘッド」ファインバブルや軟水化 毛穴洗浄、ツヤ髪に
【近ごろ都に流行るもの】「機能性シャワーヘッド」ファインバブルや軟水化 毛穴洗浄、ツヤ髪に
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 暮らしに欠かせない家庭用シャワーだが、今、さまざまな機能を持ったシャワーヘッドが人気だ。簡単に付け替えられることが周知され、目的に応じた買い替え需要が高まっている。かつては、アトピーなどの敏感肌の人が残留塩素除去で使うことが多かったが、最近は毛穴汚れの洗浄や保湿、髪の毛サラサラ効果など、美容ニーズに応えたヘッドが売れ筋。超微粒子泡のファインバブルを発生させたり、水道の硬水をイオン交換樹脂で軟水に変えるなど、技術の進化が新たな価値を与えている。(重松明子)

 顔に油性ペンで描いた線が、シャワーで落ちる!? そんなCMが話題のシャワーヘッド「ミラブル」。1マイクロ(0.001ミリ)未満の泡「ウルトラファインバブル」を発生させ、毛穴より小さな泡を大量に含んだ湯で洗浄力を発揮する。製造・販売元のサイエンスのショールームや売り場で、手の甲などを使って試すこともできるが、「肌の油分や体質にもより、全員がCMのようにスルリと落ちるわけではありません」と広報担当者。保湿や保温、節水効果も認められている。

 直径100マイクロ未満の泡「ファインバブル」技術を利用した製品を審査し、認証や登録を行う一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA)では現在延べ11社の製品を登録。流通商品として初めて性能認証されたのがサイエンスのシャワーヘッドだ。一昨年に発売され、45万個を出荷した。最新モデルは4万9940円。この人気により、同社の今年3月期の売り上げは42億円と1年間で2倍以上に伸びた。

 FBIAの上戸亮・認証部長によると、「洗剤を使わないファインバブル洗浄は環境への負荷がなく、高速道路のトイレや橋梁(きょうりょう)清掃など社会インフラでも活用されており、世界が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)とも合致します」。さまざまな用途での実用研究が進んでいる。

 「天使の輪ができましたよ!」

 髪を乾かしてくれる美容師から声がかかった。11月、東京・六本木のヘアサロン「uka」で開かれた、軟水シャワー体験会でのこと。筆者の髪質は太くて固い剛毛だが、触ってみるとスルスルと柔らかな指通りに変化している。逆に猫っ毛の女性は、「汚れが取れて毛穴が締まったのか、つむじの毛が少し立ち上がったような…」

 三菱ケミカル・クリンスイのシャワーヘッド「ウォータークチュール」の新オプション「浄軟水」カートリッジが使われている。水道水の塩素除去と同時にカルシウムやマグネシウムをイオン交換樹脂で減らす。