皇室ウイークリー

(669)五穀豊穣に感謝し「新嘗祭」挙行 陛下と秋篠宮さま、殿上でご拝礼

大分県豊後大野市の高齢者らとオンラインで懇談される天皇、皇后両陛下=25日午後、赤坂御所(宮内庁提供)
大分県豊後大野市の高齢者らとオンラインで懇談される天皇、皇后両陛下=25日午後、赤坂御所(宮内庁提供)

天皇陛下は23日、皇居・宮中三殿に付随する神嘉殿(しんかでん)で、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝し、国家国民の幸せを祈る重要祭祀(さいし)「新嘗祭(にいなめさい)」に臨まれた。8日に皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)となったことを内外に示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」を終えた秋篠宮さまも、皇嗣として初めて神嘉殿の殿上で拝礼された。

平成21年以降は上皇さまの負担軽減のため、お出ましの時間を短縮するなどしていたが、今回、12年ぶりにすべてのお出ましが復活した。陛下は昨年11月、即位後初めての新嘗祭として「大嘗祭(だいじょうさい)」に臨まれた。

天皇、皇后両陛下は25日、「敬老の日」にちなみ、お住まいの赤坂御所で、大分県豊後大野市の高齢者らによる介護予防活動と、東京都渋谷区のシルバー人材センターの活動をオンラインで視察し、関係者らと懇談された。例年、両陛下は敬老の日の前後に高齢者福祉施設などを訪問されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宮内庁が時期や方法を検討。オンラインでのご懇談が実現した。

両陛下は豊後大野市の高齢者らの健康体操をライブでご視察。参加者との懇談では、7月に九州を中心に大きな被害を出した豪雨災害について、陛下は「本当に大変だったんではないですか」と気遣われた。また、陛下は「感染症対策はどんなことに気を付けて生活していますか」と質問され、皇后さまは「皆さんとてもよく体が動いたり伸びたりしますね」と感想を述べられた。

シルバー人材センターでは、高齢者が家具のリフォームなどをしている動画を視聴された。作業に当たった高齢者らに、陛下は「仕事をされて生きがいややりがいを感じられるときは」などと質問されていた。

会員限定記事会員サービス詳細