構成変更しノーミス 坂本「自信になった」 NHK杯女子

【フィギュアスケートNHK杯 女子ショートプログラム】演技する坂本花織=27日午後、東和薬品RACTABドーム(代表撮影)
【フィギュアスケートNHK杯 女子ショートプログラム】演技する坂本花織=27日午後、東和薬品RACTABドーム(代表撮影)

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯女子ショートプログラム(SP)は18年平昌五輪代表の坂本花織(シスメックス)が三つのジャンプを全て成功させ75・60点で首位発進した。

 演技を終えた坂本から、渾身(こんしん)のガッツポーズが飛び出した。大きなミスなく滑り切り、興奮冷めやらぬ表情を浮かべた。自己ベストの76・95点に迫る75・60点をマークし首位発進。「形の上ではノーミスできたので、ほっとした」と、満面の笑みで振り返った。

 ジャンプの構成を大きく変えた。これまで演技前半に入れていたフリップ-トーループの連続3回転を、基礎点が1・1倍になる後半に移した。単発の3回転は従来のループから高得点のルッツに変更。「SPで5年ぶりくらい」に組み込んだ中、GOE(出来栄え点)で2・01の加点を引き出した。すべてのジャンプをきれいに決めてみせた。

 約2週間前、振付師のブノワ・リショー氏から基礎点が上がる構成の提案があった。「そろそろ点数の限界を感じていた」という坂本は変更を決断。短期間で演技を仕上げた。「大きな舞台でこの構成で成功できたのは、自信になった」と満足感に浸った。

 今大会はグランプリ(GP)シリーズ初優勝が懸かる。2季連続で使う「マトリックス」の音に乗るフリーへ「ノーミスできるようにパワフルに滑りたい」と意気込んだ。(久保まりな)