新型コロナウイルスの影響で、今春の入学後もキャンパスを訪れる機会の少ない和歌山大学(和歌山市)の1年生を、上級生が歓迎するイベントが構内で開かれた。名称は、国の経済支援策にちなみ「GoToワダイ」。参加した1年生にも「対面で同級生らと交流できる楽しい機会になった」と好評だった。
大学では新型コロナで今春の入学式が中止となり、その後もオンライン授業が中心となっている。大半の1年生は、入学後も実習授業などを除いてキャンパスに来る機会が少なく、今月予定していた大学祭も中止となっていた。
このため、大学祭実行委員会や学生自治会などの上級生らが「交流の場を提供できれば」と、代替イベントとして「GoToワダイ」を企画。21、22両日に開催した。
感染リスクの高まる密集状態を避けるため、21日は観光、経済の2学部で、22日は教育、システム工の2学部に日程を分散。両日で1年生約500人が参加した。