国民民主党の山尾志桜里憲法調査会長は26日の党会合で、年内に概要取りまとめを目指す党独自の憲法改正草案の骨子を提示した。同性婚の容認や「デジタル基本権」の創設、首相の衆院解散権制約が柱。9条をめぐっては、自衛権行使の範囲を明確化する方向で議論を進める。9条改正に否定的な立憲民主党との違いを打ち出した。
玉木雄一郎代表は、会合に先立つ記者会見で「来週から条文案を具体的に検討していく」と語った。
会合には党所属議員のほか、一般参加者約15人が出席。玉木氏は政策提案路線を掲げ、憲法をめぐる与党との議論に前向きな姿勢を示している。