死体遺棄疑い男女不起訴 浜松、死亡女性の息子も

 浜松市の山中に平成30年、高梨ひさよさん=当時(83)=の遺体を捨てたとして、死体遺棄の疑いで40代の男女2人が逮捕された事件で、静岡地検浜松支部は26日、2人を嫌疑不十分で不起訴とした。一方、静岡県警が2人と共謀したとして、同容疑で高梨さんの息子=当時(55)=を容疑者死亡のまま書類送検していたことが分かった。地検支部は同日、息子も不起訴とした。

 男女は共に無職の森下昌也被告(47)と小出佳奈美被告(49)。30年2月ごろに浜松市天竜区の山中に高梨さんの遺体を遺棄した疑いがあるとして逮捕された。息子は高梨さんの死亡届を提出せず、両被告と共謀した疑いがある。遺棄事件の直後に自殺したとみられる。

 森下被告の供述に基づいて遺体が見つかったものの、2人の供述が一致しないことなどから、地検支部は「起訴に足りる証拠を得られなかった」と結論付けた。森下、小出両被告は高梨さんの口座から現金を引き出したとする窃盗罪などで起訴されている。