神戸で新聞大会、メディアの役割議論 イチローさんも講演

第73回新聞大会で講演するイチローさん=26日午後、神戸市中央区のポートピアホール(南雲都撮影)
第73回新聞大会で講演するイチローさん=26日午後、神戸市中央区のポートピアホール(南雲都撮影)

第73回新聞大会(日本新聞協会主催)が26日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで開かれ、新聞、通信、放送各社の代表者ら約300人が参加した。新型コロナウイルスの感染拡大を前例のない危機と位置づけ、「大きく変容する社会の中で、新聞は正確で公正な報道を通じて、責任ある言論活動を行わなければならない」との大会決議を採択した。

地元・神戸新聞社の高梨柳太郎社長はあいさつで「メディアの役割について議論を深め、この難局を乗り越える決意と勇気を共有したい」と強調した。

座談会では、産経新聞社の飯塚浩彦社長らがパネリストとなり、コロナ禍でメディアが直面する課題を議論した。令和2年度の新聞協会賞の授賞式も行われ、神戸新聞社の「教員間暴力のスクープと神戸の教育を巡る一連の報道」など6件が表彰された。

また、米大リーグで活躍したイチローさんが記念講演し、阪神大震災で被災したプロ野球オリックス時代を振り返り、「経験していても忘れてしまうのが人間」と記憶を伝える難しさを語った。

今年の新聞大会は、感染防止対策から規模を例年の7割程度に縮小して実施された。