モーストリー・クラシック

1月号「ベートーヴェンを越えて」特集

モーストリー・クラシック1月号表紙
モーストリー・クラシック1月号表紙

 今年は楽聖ベートーベンが生まれて250年。後の作曲家たちはベートーベンに呪縛され、ベートーベンを乗り越えるために、さまざまに格闘してきた。月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」1月号は、「ベートーヴェンを越えて 生誕250年記念」を特集している。

 ベートーベンが亡くなって6年後に生まれたブラームスが、交響曲第1番を完成させたのは1876年。当時の偉大な指揮者、ハンス・フォン・ビューローに「ベートーベンの交響曲第10番」と絶賛された。

 しかし、交響曲第1番は、着想から作曲を終えるまでに21年もかかっている。ブラームスの慎重な性格にもよるが、ベートーベンの呪縛にとらわれていた。「歴史意識の強かったブラームスには巨人の足音が背後に聞こえており、それが執拗(しつよう)な逡巡(しゅんじゅん)につながったであろう」と音楽評論家の江藤光紀氏。

 特集で取り上げたシューベルト、リスト、ワーグナーら多くの作曲家はベートーベンに少なからぬ影響を受けている。

会員限定記事会員サービス詳細