3連休の交通機関明暗 高速は昨年並み、鉄道は5割

 新型コロナウイルスの感染者数の再拡大が続く中、11月21~23日の連休で、高速道の利用がほぼ前年並みとなった一方、鉄道の利用は前年の半分程度にとどまったことが分かった。人出は緊急事態宣言以来最多を記録した地域もあり、不特定多数が乗車する鉄道の利用が避けられた可能性がある。(荒船清太)

 JR東日本によると、11月の3連休の新幹線・特急列車の輸送実績は前年同期の平均に比べて54%だった。前年同期比23%だった8月のお盆期間からは大幅に改善したが、9月19~22日の連休は48%で、回復のスピードは鈍化している。

 JR東海では11月の3連休に伴う東京駅発の東海道新幹線の平均予約状況(11月17日時点)が前年同期の平均に比べて102%となった。

 一方、車の利用はほぼ前年並みとなった。国土交通省がまとめた全国の高速道の交通量をみると、連休初日の11月21日は前年同期比で東日本が98%、西日本が91%だった。ただ、それぞれ113%、121%だった9月の連休初日からは交通量が減少しており、感染拡大で外出に一定の歯止めがかかったとみられる。

 首都高速と阪神高速を除いた高速道全体の交通量を車種別にみると、8月の連休初日は小型車が前年の58%で、86%だった大型車と差が開いていたが、11月の連休初日は小型車が91%、大型車が109%で、差が縮小した。業務用だけでなく、観光目的の高速道の利用が増えた可能性がある。