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全国高校総合文化祭朗読部門で最高の優秀賞

全国高校総合文化祭朗読部門で最高の優秀賞
全国高校総合文化祭朗読部門で最高の優秀賞
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岩手県立宮古高校3年、遠洞捺希(えんどう・なつき)さん(18)

 第44回全国高校総合文化祭「2020こうち総文」の朗読部門で最高賞の優秀賞に輝いた。持ち前の通る声と豊かな感情表現の持ち主は1年生から放送部内の朗読のエースと期待されてきた。新型コロナウイルスの感染拡大で異例の録音審査となった全国大会で、その才能が高く評価された。

 全国大会の審査結果が届いたのは8月20日のことだった。放送部顧問の菊地奈樹教諭から昼休みに告げられた。「突然で、もうびっくりしすぎちゃって、声も出ずにしゃがみ込んでしまいました。てっきり、嘘だと思ってましたから」という望外の結果だった。

 朗読は所要時間が2分以内。宮沢賢治の童話「ひかりの素足」から、主人公の兄弟が地獄で鬼にむち打たれ、兄の一郎が「楢夫は許してください」と泣き叫びながら弟を必死にかばう様子を、1分50秒ほどで朗読した。

 通常の大会なら衣装を着けて舞台に立つ。効果音も使える。「実在の人物になりきるのが得意」で、観客の反応をみながら感情移入の具合も調整できる。予選より決勝で本領を発揮するタイプだが、肉声だけで観客もいない録音審査はあまりにも勝手が違った。