大相撲11月場所千秋楽は22日、両国国技館で行われ、大関貴景勝が13勝2敗で並んだ小結照ノ富士との優勝決定戦を押し出しで制し、平成30年九州場所以来、11場所ぶり2度目の優勝を果たした。大関の制覇は17年初場所の稀勢の里以来で、貴景勝の大関での優勝は初めて。来場所で綱とりに挑む。
1敗で単独トップだった貴景勝は本割で、ただ一人2敗の照ノ富士に浴びせ倒しで敗れ、幕内では昨年秋場所の御嶽海-貴景勝以来となる決定戦となった。照ノ富士は技能賞を受賞。
関脇隆の勝は敗れて8勝7敗、御嶽海は7勝目。小結高安は勝ち越した。幕尻で終盤まで賜杯レースに絡み、11勝を挙げた志摩ノ海と、再入幕で10勝した千代の国がともに敢闘賞。
十両は翠富士が10勝5敗で並んだ旭秀鵬との優勝決定戦に勝った。来年初場所は1月10日に両国国技館で始まる。