育鵬社、冊数前年比9~8割減 3年度の中学校教科書

文部科学省
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 文部科学省は18日、令和3年度に全国の中学校で使用する教科書の発行者別冊数を公表した。今回は今夏に行われた4年に1度の教科書採択の結果を受けた数字となり、特徴としては公民で育鵬社が前年度比約9割減の4287冊(占有率0・4%)、歴史も約8割減の1万2533冊(同1・1%)と大幅に勢力を縮小した。

 公民はトップが東京書籍の70万879冊(同63・2%)で、教育出版13万8643冊(同12・5%)▽帝国書院13万5939冊(同12・3%)-。歴史も東京書籍が60万6365冊(同52・5%)で首位となり、帝国書院29万663冊(同25・2%)▽教育出版13万1657冊(同11・4%)-と続いた。

 歴史では、久々に「従軍慰安婦」の呼称を復活させた新規参入の山川出版が1万9708冊(同1・7%)。自虐色が強いともされる学び舎は5269冊(同0・5%)だった。

 育鵬社版をめぐっては、前回の採択でシェアを伸ばし、今年度は公民が6万1183冊(同5・8%)、歴史7万2482冊(同6・4%)だったが、今回の採択で同社版を使う横浜市や大阪市など多くの自治体が他社版に切り替えた。