松戸女児殺害、来年3月に2審判決 被告側は無罪主張

東京地裁(桐原正道撮影)
東京地裁(桐原正道撮影)

 千葉県松戸市で平成29年、市立小3年だったベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=を殺害したとして、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われ、1審で無期懲役とされた元小学校保護者会長、渋谷恭正被告(49)の控訴審が17日、東京高裁(平木正洋裁判長)で開かれ、弁護側が無罪を主張して結審した。判決は来年3月23日。

 被告は29年4月、遺体の付着物のDNA型と、被告のたばこの吸い殻から検出されたDNA型が一致したとして逮捕された。弁護側は「千葉県警の捜査員が無断でごみ置き場に侵入し、吸い殻入りのごみ袋を持ち去ったが、経緯を正確に記録しておらず、令状のない違法な捜索差し押さえだ」などと捜査の違法性を指摘し、無罪を主張している。一方、検察側は「証拠の収集は適法だ」と反論しており、「極刑を回避した1審判決は軽すぎて不当だ」として死刑を求めている。

 30年の1審千葉地裁判決によると、29年3月24日、登校中のリンさんを軽乗用車に乗せて連れ去り、わいせつな行為をした上、首を圧迫して窒息死させ、同県我孫子市の排水路脇に遺棄した。