「新生社民党をつくるべく頑張る」福島党首ら記者会見詳報

 「最後になるが、皆さんも党大会を傍聴されて、真摯な議論というか、みんながすごく思いのたけを語るみたいな大会だったというふうに思われたと思う。いろんな激しい言葉もあったときもあったかもしれないが、それは『I LOVE 社民党、WE LOVE 社民党』で、社民党が大事でその思いの発露だ。賛成であれ反対であれ、それは何とか政治を変えていかなくちゃいけない、今までの社民党のあり方をどうやって変えていくのかという、真剣な議論だったと思っている。こういう参加民主主義というのが社民党の一番の良さだと思う」

 「社民党の党則で解党・合流は3分の2以上の賛成がなければできない。いろんな議案ももちろん過半数なわけだ。もし国会議員のみで決める議員政党だったら、あっという間に社民党は、もしかしたら解党・合流になっていたかもしれない。ただ、1年近く時間はかかったが、各総支部、各都道府県連合、各党員、そして党大会で、ここまで真剣な議論をしていくというのは、解党・合流はないですけれども、議案書についての真剣な議論に関しては、まさに参加民主主義のある社民党の良さだというふうに思っている」

 「これを糧として、これだけたくさんの人が社民党のことを思っているんだ、そしてどうやって政治を、立場は違っても切り開いていこうか考えているということなので、これをしっかり受け止めて、私は社民党の党首なので、新生社民党をつくるべく、たくさんの人とこれから頑張っていきたいと思っている。党大会が終わったが、今日が社会党75周年のときに新生社民党をつくる、そういうきっかけになる大会になるよう頑張っていきたいと思っている」

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