元障害者施設職員に懲役1年求刑 函館、入所者暴行認める

 北海道江差町の障害者支援施設「あすなろ学園」で平成30年、男性入所者の顔を殴ったとして暴行の罪に問われた元施設職員、茶碗谷覚被告(28)は13日、函館地裁(日野進司裁判官)で開かれた初公判で起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑し即日結審した。判決は27日。

 検察側は論告で、福祉施設職員としてあるまじき行為と指摘。被害者の父親も厳罰を求めているとした。弁護側は被告はもともと暴力的でなく、施設の指導や過酷な業務内容が暴力行為につながったとして、罰金刑が相当だとした。

 起訴状などによると、30年8月中旬ごろ、施設内で男性入所者の顔面を平手で複数回殴打するなどの暴行を加えたとしている。男性には重度の知的障害があった。北海道は31年2月から同学園に対し特別監査を行い、茶碗谷被告の行為を虐待と確認。あすなろ学園を運営する社会福祉法人に改善を勧告していた。