高1自殺訴訟、二審も棄却 札幌、母が道に賠償請求

 平成25年に札幌市で北海道立高校1年の男子生徒=当時(16)=が自殺したのは、所属していた吹奏楽部の顧問教諭がいじめを放置するなど不適切な指導で追い詰めたのが原因だとして、母親(53)が道に約8400万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(長谷川恭弘裁判長)は13日、原告敗訴の一審判決を支持し、請求を棄却した。昨年4月の一審判決は、生徒がいじめを受けていたとは言えず、顧問教諭の指導も不適切ではなかったとして、道側の責任を否定。母親が不服として控訴していた。

 訴状によると、男子生徒25年、吹奏楽部の部員間で男子生徒を中傷する無料通信アプリ「LINE(ライン)」のメッセージがやりとりされたり、退部を迫るメールを直接送られたりするいじめを受けた。顧問教諭は男子生徒を一方的に●責し、部員全員の前で謝罪させた上で他の部員にメールを送るのを禁じるなどして孤立させ、精神的に追い詰めたとしている。