教科書検定期間中の内容公表「明らかにルール違反」 萩生田文科相 - 産経ニュース

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教科書検定期間中の内容公表「明らかにルール違反」 萩生田文科相

萩生田光一文科相(春名中撮影)
萩生田光一文科相(春名中撮影)

文部科学省が3月に結果を公表した中学校教科書の検定で、自由社の歴史教科書を主導する「新しい歴史教科書をつくる会」が結果公表前に検定不合格となったことを明かしたことについて、萩生田光一文科相は13日の閣議後記者会見で「(ルールに)明らかに違反したものと考えている」との認識を改めて示した。

この問題をめぐっては、同会の行動を問題視した文科省が10日、教科書検定の内容を検定期間中に公表した教科書会社については、次回検定を含めて不合格とする罰則の設置方針を示した。これに対し、同会は12日の声明で、昨年12月に不合格通知を受けた時点で検定は完了したとの考えを示し、「『検定期間中』に内容を公表したとの非難は当たらない」などと罰則導入の撤回を要求している。

萩生田氏は会見で、検定のルールを定めた実施細則に触れ、教科書会社が文科省の結果公表前に検定内容を漏(ろう)洩(えい)しないよう適切に管理しなければならないと明示されていることを指摘。「文科省が(検定)結果を公表したのは3月」とし、つくる会が不合格になったことを明かした2月の記者会見はルール違反であることを強調した。

また萩生田氏は、検定結果に不満を抱いた教科書会社が行政不服審査法に基づき審査を請求した場合、その申請先は文科相であるため、検定内容の事前公表には当たらず、罰則適用の対象にはならないとの見解を示した。