IR証人買収「役割は不可欠かつ重要」 会社役員に懲役1年2月求刑

衆院議員、秋元司被告
衆院議員、秋元司被告

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職に絡む証人買収事件で、衆院議員の秋元司被告(49)=収賄罪などで起訴=と共謀し、贈賄側に偽証の見返りに現金などの提供を持ち掛けたとして、組織犯罪処罰法違反(証人等買収)罪に問われた会社役員、松浦大助被告(51)の初公判が13日、東京地裁(村山智英裁判長)で開かれた。松浦被告は起訴内容を認めた。

 検察側は「松浦被告の果たした役割は不可欠かつ重要なものだった」などとして懲役1年2月を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め、即日結審した。判決は12月23日。

 検察側の冒頭陳述によると、松浦被告は秋元被告の依頼で、宮武和寛被告(49)と共謀し、贈賄側の中国企業元顧問の男(48)=有罪確定=に公判での偽証を持ち掛けたが拒絶された。再び秋元被告から依頼を受けた松浦被告は、準備した500万円を宮武被告に預け、偽証依頼を試みたが拒否されたという。

 秋元被告と20年以上の交流がある松浦被告は被告人質問で、当初は秋元被告の主張を信じていたが、「男と会って人間性を感じ、嘘を言っているようには思えなかった」と述べた。また、「(秋元被告と)LINE(ライン)の履歴に関して、消しあおうと何回か話した」と明かした。