北海道で2人死亡、最多236人感染 利尻島でクラスター

札幌市の繁華街ススキノ地区
札幌市の繁華街ススキノ地区

 北海道と札幌、旭川、小樽、函館の各市は12日、道内で新型コロナウイルスに感染した患者2人が死亡し、新たに236人の感染が確認されたと発表した。1日当たりの感染者数は、これまで最も多かった9日の200人を上回った。道内の離島では初のクラスター(感染者集団)が稚内市沖の利尻島で発生。感染が道内各地に広がっている。

 道内の死者は計122人、感染者は延べ4820人(実人数4797人)となった。午後6時時点の患者数は1455人で、うち14人が重症となっている。

 利尻島のクラスターは利尻富士町の飲食店で発生。感染者は従業員5人と客5人の20~50代計10人で、いずれも軽症か無症状という。道は感染者の一部を島外へ搬送。いまのところ、地域の医療提供体制に大きな影響はないという。

 利尻島では、4月24~26日に利尻富士町で計3人の感染が確認されて以降、今月10日に同町で3人が陽性と判明するまで感染者は出ていなかった。12日は新たに同島の利尻町で2人、利尻富士町で9人が確認され、同島の感染者は累計で17人となった。

 札幌市では12日、これまでで最も多い164人が確認され、同市立中学と専門学校で新たなクラスターが発生した。同市立学校のクラスターは初めてで、専門学校は3校目。

 市立中の感染者は生徒8人。この中学では感染した生徒が在籍する4クラスを学級閉鎖とした。専門学校は学生18人と教員2人の計20人で、感染の広がりは特定の学科内にとどまっている。

 また、札幌市の繁華街ススキノ地区で感染者が確認された接待飲食店は3店増えて計130店となり、感染者は同市内だけで計461人となった。

 旭川市では12日、クラスターが発生している病院で新たに看護師や入院患者ら9人の感染が確認され、この病院の感染者は計39人となった。滝川市の病院のクラスターも感染者が3人増えて計12人に拡大した。

 道内の12日の新たな感染者は、札幌市164▽旭川市9▽小樽市4▽函館市2▽十勝地方12▽宗谷地方11▽空知地方8▽石狩地方8▽胆振(いぶり)地方7▽釧路地方4▽後志(しりべし)地方2▽日高地方2▽感染確認地域非公表3(居住地・札幌市2、東京都1)-の計236人。

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