宇宙ゴミ対策に軌道利用ルールも追加 政府検討会、中長期方針策定へ

井上信治科学技術担当相=10日午前、首相官邸(春名中撮影)
井上信治科学技術担当相=10日午前、首相官邸(春名中撮影)

 政府は10日、宇宙ゴミに関する関係省庁のタスクフォースの会合を開き、来年度末までに宇宙ゴミの低減に向けた中長期的な取り組み方針を策定することを決めた。宇宙ゴミの発生を抑制するためのルール策定などを盛り込む。日本が先行する宇宙ゴミ除去技術を生かし、国際ルール作りをリードする狙いがある。

 取り組み方針では、宇宙ゴミの除去に加え、新たな宇宙ゴミの発生抑制も目指す考えも盛り込む。人工衛星同士が接触して制御を失って漂流したり、部品が飛散したりして宇宙ゴミとなることを回避するような技術開発や機体の運用、性能などを規定する国際ルールを検討する。

 井上信治宇宙政策担当相は会合で「宇宙空間が混雑化する中、スペース・デブリ(宇宙ゴミ)対策、宇宙における軌道利用のあり方の検討は極めて重要だ。これらを柱とする宇宙交通管理の国際的な議論に対し、わが国がリーダーシップを発揮することは大きな意義がある」と強調した。