将棋の室谷由紀女流三段、出身地の大阪狭山市を表敬訪問 幼なじみと熱戦

 将棋の室谷由紀女流三段(27)が10日、出身地の大阪府大阪狭山市役所で古川照人(てるひと)市長を表敬訪問した。室谷さんは、10月に行われた将棋の女流タイトル戦「第42期女流王将戦三番勝負」で、同じ市出身で幼なじみの西山朋佳(ともか)女流三冠(25)に挑戦。熱戦の末、室谷さんは1勝2敗で敗れたものの、「次の対局に向け、気持ちを切り替える」と前を向いた。

 室谷さんと西山さんは同じ将棋教室に通って切磋琢磨(せっさたくま)した間柄で、室谷さんは西山さんの3学年上だった。平成22年に女流棋士となり、現在は同市の観光大使も務めている。西山さんは女性初の「棋士」を目指し、現在は養成機関「奨励会」の三段。奨励会員でも参加できる女流棋戦で活躍している。西山さんとの三番勝負は同市出身者同士のタイトル戦として話題を呼んだ。

 古川市長は「2人の三番勝負はインパクトがあった。活躍に感謝しており、市民も元気が出た」とたたえた。室谷さんは「西山さんはこれからもトップの位置にい続ける。私もまた戦いたい」と意欲を語った。

 また、室谷さんは自身が手掛けた紙製のマスクケースを市に寄贈。表面はイラストレーターが描いた似顔絵に、裏面は新型コロナウイルスが終息するようにとの思いを込め「祈」と揮毫(きごう)した。市は抽選で150人にマスクケースをプレゼントする。市のホームページから応募できる。