宮城県は9日、インターネット上のフリーマーケットサイトで販売されていた野生キノコのコウタケから国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。県は採取地の同県気仙沼市に出荷自粛を要請し、販売品の回収を進めている。
県によると、福島市から2日、「市民が購入したキノコから基準値を超える放射性物質が検出された」と連絡が入った。販売元をたどると、気仙沼市で採れた野生のコウタケと判明。1キログラム当たり980ベクレルの放射性セシウムを検出した。
県の担当者は「市場に流通する商品と違い、ネットを介した個人売買では、出荷前の検査が不十分だ」と注意を呼び掛けている。