3次補正編成10日に指示 追加経済対策で首相表明 10兆円上回る規模も

菅義偉首相=9日午前、首相官邸(春名中撮影)
菅義偉首相=9日午前、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉首相は9日の自民党役員会で、令和2年度第3次補正予算案の編成を10日の閣議で指示すると表明した。新型コロナウイルスが経済に及ぼす悪影響が長期化していることを受け、追加の経済対策を実施する。

 与党内からは、10兆円を大きく上回る規模の歳出を求める声が上がっている。政府は3年度当初予算案と合わせ、具体的な政策や予算額の検討を加速させる。

 9日の経済財政諮問会議では、民間議員が新型コロナで落ち込んだ経済を浮揚させるため、年末までに経済対策を策定した上で「補正予算と来年度当初予算一体での財政運営を実行すべき」だと提言。具体的には、デジタル化や脱炭素社会の実現に向けた民間投資を促すような規制改革や財政支援のほか、休業手当の一部を国が補う「雇用調整助成金」の特例措置の延長を訴えた。来年春ごろまで「Go To キャンペーン」を実施して消費を下支えするなどして、3年度中には「コロナ前の経済水準を取り戻していくべきだ」とした。