【立皇嗣の礼】「現場」で感性育まれ 悠仁さまご教育 - 産経ニュース

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立皇嗣の礼

「現場」で感性育まれ 悠仁さまご教育

黄丹袍(おうにのほう)の装束で「立皇嗣宣明の儀」に臨まれる秋篠宮さま=8日午前11時、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)
黄丹袍(おうにのほう)の装束で「立皇嗣宣明の儀」に臨まれる秋篠宮さま=8日午前11時、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

 8日に挙行された「立皇嗣の礼」で皇嗣の立場を内外に示した秋篠宮さまは、秋篠宮妃紀子さまとともに、次世代の皇位継承資格者である長男、悠仁さまの教育も担われている。特別な教育係を置かないなど、天皇陛下が「帝王学」を学ばれた環境とは異なる点もあるが、ご夫妻の知人は「現場を歩き、人々と直接触れ合う教育を重視し、皇室にふさわしい感性を育まれている」と話す。

 悠仁さまは平成22年、陛下や秋篠宮さまが学ばれた学習院ではなく、皇室で初めてお茶の水女子大付属幼稚園にご入園。現在は同大付属中学校に通学されている。陛下は学者から歴代天皇の業績などを学ばれてきたが、悠仁さまはそうした特別な教育は受けられていない。

 ご夫妻の教育方針について、側近は「ただ前例に倣うのではなく、専門家の意見も聞き、ご本人の意思も尊重してその時の最良の道を選ばれている」と推し量る。

 特に積極的に取り組まれているのが、現場での体験を通じた教育だ。

 昨年8月、ご夫妻に伴われて初の海外訪問となったブータンで、悠仁さまは同世代の学生らとご交流。幼少期から英語を学ぶ同国の生徒らに囲まれ、「刺激を受けられたのではないか」。同行した国立民族学博物館の池谷和信教授(62)はそう振り返る。

 高地の多いブータンでは高山病などのリスクもあったが、ご夫妻は対策を取った上で、悠仁さまがその国の特性をご自身で体験されることを重視されたという。池谷氏は「ご経験は将来の外国訪問や国際交流などの場面で、きっと生かされるだろう」と話す。

 「いろいろな所に行って、実際に見て、話を聞くということをしてほしい」。秋篠宮さまは昨年11月の記者会見でもこう述べるなど、これまでも悠仁さまとともに国内各地を訪問されてきた。広島、長崎の両被爆地や沖縄にも親子で足を運び、先の大戦の記憶の継承にも努められている。(緒方優子)