冬到来でコロナ感染増加 大阪知事「再度の警戒必要」 

 本格的な冬を前に新型コロナウイルスの感染が再拡大の兆しを見せている。国内の1日当たりの新規感染者数は計千人を超える日が続き、「第3波」が襲来したとの見方もある。感染拡大が止まらない北海道は、繁華街の接待を伴う飲食店などに時短営業を要請し、東京、大阪でも緊張感が高まっている。ウイルスは低温低湿の秋冬に活発化する傾向が強いとされ、冬場は閉め切った室内で過ごす時間が自然と増えるため、専門家は換気を心がけるよう呼び掛けている。

ススキノ時短営業

 今月5日以降、新規感染者が3桁となる日が続いている北海道。道は7日、独自の5段階の警戒度を「2」から「3」に引き上げるとともに、札幌市の繁華街・ススキノ地区について、接待を伴う飲食店などに時短営業を要請した。

 北海道で新規感染者の数を押し上げている要因の一つはススキノでクラスター(感染者集団)が散発していること。本州で感染が再拡大した夏ごろの北海道は比較的新規感染者の数が抑えられていたため、感染対策が後手に回った可能性がある。

 札幌医科大の横田伸一教授(微生物学)が指摘するのは、政府の観光支援事業「Go To トラベル」で、人の往来が活発化したことの影響だ。夜の街では感染対策が十分な店とそうでない店の二極化が進んでいるといい、「感染拡大がコントロールできなくなっており、ピンポイントでの強力な措置が必要だ」と時短営業要請に理解を示す。