書評

『広告会社からビジネスデザイン・カンパニーへ』湯淺正敏著

 デジタル変革期、広告の世界も大きく変わった。広告の受け手がインフルエンサーとして情報の発信にかかわる時代、一番大きく変わったのは広告会社の仕事そのものだ。クライアントの比重が新聞、テレビからデジタルメディアに移ったというだけでなく、広告会社を広告主の事業をデザインし開発するパートナーに変えたのだ。

 大手広告代理店マンから大学教授に転身した著者が、広告学ではなく、広告会社、業界そのものに焦点を当てた実践的研究書。業界関係者はもちろん、広告業界を希望する就活生にも格好の指南書といえる。(ミネルヴァ書房・8500円+税)