【立皇嗣の礼】天皇陛下の思いやご経験 どうご継承 秋篠宮さま(1/2ページ) - 産経ニュース

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立皇嗣の礼

天皇陛下の思いやご経験 どうご継承 秋篠宮さま

朝見の儀で天皇陛下に謝恩の辞を述べて一礼される秋篠宮ご夫妻=8日午後4時33分、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)
朝見の儀で天皇陛下に謝恩の辞を述べて一礼される秋篠宮ご夫妻=8日午後4時33分、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

 「立皇嗣(りっこうし)の礼」が8日挙行され、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」となられたことが明示された。秋篠宮さまは皇嗣となった昨年5月以降、活動の幅を広げており、今後は宮中祭祀(さいし)に皇太子と同様の立場で臨まれるなど、役割は多岐にわたり、重みを増すことになる。天皇陛下の考えやご経験を次世代に継承されるためにも「意識や体験を共有される場が必要」との指摘もある。(橋本昌宗、緒方優子)

 「とても難しいんだけど、上手にできていますね」。10月29日、福井県立南越特別支援学校の生徒らが、ろくろを使った学習についてオンラインで説明すると、秋篠宮さまはこう感想を述べられた。

 秋篠宮さまは今年5月、「全国『みどりの愛護』のつどい」に合わせて同校を訪問される予定だったが、新型コロナの感染拡大で実施が見送りに。代わりに、オンラインを使った異例の視察と懇談が実現した。

 「みどりの愛護」のつどいは代替わりに伴い、秋篠宮さまが陛下から引き継がれた公務の一つだ。秋篠宮さまは平成30年、誕生日の記者会見で、毎年行われる公的な活動について「一つ一つを、その都度その都度考えながら、自分の仕事、若しくは務めを、進めていくようにしたい」と述べられている。側近の一人は「前例にとらわれすぎることなく、何が良いのかいつも考えて真摯(しんし)に取り組んでおられる」と話す。

 皇嗣としての務めは、陛下から引き継がれた公務だけにとどまらない。宮中祭祀では今後、陛下が皇太子時代にされたのと同様、宮中三殿の殿上で拝礼されるようになり、より陛下に近いところで、所作も複雑になる。陛下の海外ご訪問中などに国事行為を代行される機会も出てくる。