4カ国が参加する体操の国際大会を控えた7日、主催の国際体操連盟(FIG)は会場の東京・代々木競技場における新型コロナウイルス感染対策を報道陣に公開した。
選手や来賓などの入場口には非接触式の自動体温測定器と手指消毒、全身用の除菌ミストシャワーが一体となった装置を計5台設置する。関係者によると、今月から一般販売される最新機器で、価格は1台100万円前後という。選手が演技するフロアには空気清浄機を各所に配置。木材とビニールカーテンを組み合わせたブースも2つ作り、清浄した空気で満たして選手の待機場所として活用する。
大会関係者は「選手」「PCR検査を受けたスタッフ」など、それぞれの区分で立ち入り可能なエリアが決められている。
選手らは原則として宿泊しているホテルから会場以外に外出できないルールになっており、米国選手団は土産用のTシャツなどの買い出しを、大会側が用意したスタッフに頼んでいるという。