皇嗣の秋篠宮さまへお祝いのメッセージ 8日に「宣明の儀」(3/3ページ) - 産経ニュース

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皇嗣の秋篠宮さまへお祝いのメッセージ 8日に「宣明の儀」

岩手県釜石市の防災学習展示施設職員 菊池のどかさん(25)

《お声かけで『語り部』意識に変化》

 秋篠宮ご夫妻が令和元年9月、東日本大震災の「語り部」として活動する防災学習展示施設「いのちをつなぐ未来館」(岩手県釜石市)を訪問された際、案内役を務めた。震災当時は釜石東中3年生。津波が迫る中、峠まで避難した経験を話すと、防災教育など多くのご質問を受けた。「体験を話すことは次世代の子供を助けることにつながるから、続けていってほしいです」。秋篠宮さまは最後にそうねぎらってくださった。犠牲者だけでなく、これからを生きる人を思っていただいていると感じた。

 多くの命が守られた中学の避難行動は「釜石の奇跡」と呼ばれる。一方、私は震災前、真剣に避難訓練に取り組んだわけではないし、地域で多くの人が亡くなった現実もある。語り部として悩むこともあったが、ご夫妻のお声かけで考えが変わった。「普通の中学生だったんだよ。だから皆もできるんだよ」と語りかけることで、子供たちの反応も違うものになった。

 新型コロナウイルスの感染拡大のため、報道でご夫妻を目にする機会も減ったが、人々の暮らしに思いをはせながら活動を控えられていたのだと思う。晴れの舞台を楽しみにしている。