JR西 福知山線脱線事故遺族らに車両保存の計画説明 

 長女の中村道子さん=当時(40)=を亡くした藤崎光子さん(80)は「社員研修センターに置くということは、社会からなくしてしまうことだと思う。(一般公開を)望まない遺族がいることは承知しているが、事故の真実を物語るのが現物。次の世代にまで鉄道の危険を強く訴える形で展示してほしい」と複雑な心境を明かした。

 JR西は、事故の教訓とそれに対する取り組みを今年度中に改めてまとめ、社員教育に用いる。長谷川一(かず)明(あき)社長は説明会後の記者会見で、「どのような反省を踏まえた上での取り組みなのか、意味を理解していくことが実効性の担保となる。安全を考える軸としていきたい」と話した。

 説明会は7日と8日の2日間に分けて非公開で実施。新型コロナウイルス対策で、伊丹市のほか3カ所に中継会場を設けた。

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