【スポーツが未来を変える】スポーツとココロの「つながり」を求めて 豊田則成副学長(1/3ページ) - 産経ニュース

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スポーツとココロの「つながり」を求めて 豊田則成副学長

豊田則成副学長
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 ココロは、この世に有機体として存在しません。すなわち、ココロには「形」がないのです。だから、自分のココロの「あり方」や他者のココロの「成り立ち」を自覚することも難しい。特に、昨今のコロナ禍にあっては、何かと「見えないこと」も多く、いつになったら先が「見える」ようになるのかという不安にも対峙(たいじ)せねばなりません。この未曽有の危機の中で、われわれはどのように生きていかねばならないのか。そこでは、「つながり」を意識していくことで、好機を生み出していくことができるのかもしれません。

 よくよく考えてみると、最近は、自身のことを誰かに熱心に話す機会が減ったように思いませんか。自分は何に悩み、苦しみ、そして、どこへ向かって生きようとしているのか。例えば、スポーツでは、仲間と目標を共有して前に進むわけですから、仲間に「自分を語る」ことなくして目標を達成することはできません。そのように考えると「自分を語る」ということは「他者の語りに耳を傾ける」こととも言えそうです。「語り合う」からこそ、互いが理解を深め、成功を収めることができるのです。それは、目には見えない「つながり」を強めていくことに他なりません。