日朝首脳会談、東京五輪は「良い機会」 菅首相、参院予算委で答弁

参院予算委員会で答弁に臨む菅義偉首相=5日午後、国会・参院第1委員会室(春名中撮影)
参院予算委員会で答弁に臨む菅義偉首相=5日午後、国会・参院第1委員会室(春名中撮影)

 菅義偉首相は5日の参院予算委員会で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が来年夏の東京五輪・パラリンピックのために訪日した場合、日朝首脳会談を行う可能性を問われ、「仮定の質問に答えるのは差し控えるが、良い機会だ」と述べた。日本人拉致問題の解決に向け、「一日も早い拉致被害者全員の帰国に何が必要かを考えながら対応している」とも強調した。

 立憲民主党の白真勲氏の質問に答えた。実際の招待は橋本聖子五輪相が「あくまでも国際オリンピック委員会(IOC)や東京都などが招待されるかだ。政府として(招待をする)ということにはならない」と語った。

 今国会の論戦の焦点となっている日本学術会議の会員任命見送りをめぐっては、杉田和博官房副長官らが内部で人事案を協議した様子を記した公文書の存在を加藤勝信官房長官が明らかにした。立民の蓮舫代表代行が提出するよう求めたが、首相は「人事に関する記録だ」として応じなかった。

 立民など野党4党の国対委員長は5日、国会内で会談し、与党に衆院予算委の集中審議の開催と杉田氏の国会招致を求める方針を確認した。立民の安住淳国対委員長は会談後、「この問題は(会員候補の)6人を外した理由がはっきりしない限り終わらない。実現するまで野党が協力してやっていきたい」と記者団に述べた。