首相「日米同盟は外交の基本」 米社会「分断」にも言及

衆院予算委で答弁のため挙手する菅首相=4日午後
衆院予算委で答弁のため挙手する菅首相=4日午後

 菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で、米大統領選に関して「日米同盟は日本の外交の基本だ。次の大統領としっかり付き合っていきたい」と強調し、トランプ大統領、バイデン前副大統領のいずれが勝利しても関係構築が必要との認識を示した。

 加藤勝信官房長官は記者会見で「世界各国の関心も非常に高い。選挙結果やその影響などを含め、引き続き高い関心を持って注視していきたい」と述べた。首相から勝者に贈るお祝いのメッセージについては「適切なタイミングに祝意を伝達したい」と述べるにとどめた。

 首相は予算委で、米大統領選で人種や移民問題などをめぐり対立が深まっている状況を踏まえ、「(米国は)日本と比較すると歴史的にもいろんな民族の方が集まって国を造っている。今度の選挙戦で、分断とか、そうしたことも含めて私は見ていた」と高い関心を示した。首相が米国社会の「分断」に言及するのは異例だ。

 現地では選挙結果をめぐる暴動を警戒する店舗が窓に板を取り付けるなどの動きが報じられており、日本政府高官は「暴動が心配だ。あそこは銃社会だから」と懸念を示した。