コロナ禍の中で行われる群馬県の大会でも、いくつかの面で特別な対応がとられていた。
客席には当初「選手の保護者枠」も検討されたが、屋内競技ということで完全無観客に。会場は窓を開放し空気循環を行った上で、「3密」を避けるため1会場での試合数を例年の半分以下に絞った。
コートでは出場している選手以外はマスクを着用、試合中は声を出しての応援は禁止、控え選手は拍手だけが許される。出場選手同士のハイタッチもエアタッチになり、ボールは交換のたびに消毒されていた。
観客のいない会場ではボールを打つ音、床とシューズがすれる音、ホイッスルの音が静かな会場に響く。大会というより練習試合のような趣で、試合が終了すると、選手らが触れた椅子なども全て消毒-。徹底した対策が行われた。