隨心院で如意輪観音坐像の御開帳法要、京都

重要文化財指定を記念して特別公開される如意輪観音坐像=京都市山科区の隨心院
重要文化財指定を記念して特別公開される如意輪観音坐像=京都市山科区の隨心院

 小野小町ゆかりの寺として知られる隨(ずい)心(しん)院(京都市山科区)で30日、9月に国の重要文化財に指定された本尊、如意輪観音坐像の特別公開が始まった。これまでも春と秋に公開されてきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で春は中止となり、約1年ぶりの公開となる。

 29日には、公開に先立ち、本堂で開帳法要が営まれた。亀谷英(えい)央(おう)門跡(58)が導師を務め、重文指定を祝う慶(けい)讃(さん)文(もん)には、新型コロナ収束を祈願する文言も盛り込まれた。

 如意輪観音坐像は、鎌倉時代作で、像高96・3センチ。意志を感じさせる表情が特徴的で、運慶の次世代の作風を表しているという。

 亀谷門跡は「自分の気持ちがすさんでいると怖い顔、ウキウキしていると優しい顔に見える。観音様は自分を映す鏡なので、素直な気持ちで拝んでほしい」と話した。

 特別公開は11月30日まで(午前9時~午後4時半)、高校生以上500円、中学生300円。11月20~29日の境内のライトアップ期間中(午後6時~8時半)も拝観可能で、高校生以上700円、中学生400円。