厚生労働省が30日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は1・03倍で、1・04倍だった前月から0・01ポイント落ち込んだ。9カ月連続の悪化で、平成25(2013)年12月以来の水準となった。
総務省が30日発表した9月の完全失業率(季節調整値)は3・0%となり、前月から横ばいだった。
有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示す。地域別で最も高かったのは福井県の1・44倍で、最も低いのは沖縄県の0・64倍だった。
男女別の失業率は、男性が前月比0・2ポイント増の3・2%で、女性は0・2ポイント減の2・7%となった。完全失業者数は前年同月比42万人増の210万人だった。