野田氏が議連会長に就任 「フェムテック」で女性の健康サポート

自民党・野田聖子幹事長代行(松井英幸撮影)
自民党・野田聖子幹事長代行(松井英幸撮影)

 女性の健康課題をテクノロジーで解決する自民党の「フェムテック振興議員連盟」が30日発足し、野田聖子幹事長代行が会長に就任した。

 フェムテックは女性と技術を掛け合わせた造語。月経や妊娠、出産、更年期などをめぐる女性の不調や悩みを専用アプリや診断キット、グッズなどを通じてサポートする。米国ではここ数年、フェムテック分野での起業が相次ぎ市場が拡大、日本でも注目を集めつつある。

 特に日本では女性特有の不調を「病気ではないから」と我慢する傾向がある。議連は婦人科のオンライン診療や、月経周期を把握できるアプリの開発など女性に関わる技術の振興を支え、女性が生きやすい社会の構築とともに新たな市場の創造を促す提言の策定を目指す。

 野田氏は会合終了後、記者団に「負担を軽減することで生きやすくなるのなら、何よりも率先して取り組んでいきたい」と語った。

会員限定記事会員サービス詳細