「女流王将戦」大阪狭山市出身の幼なじみが大一番「盤を挟めるのが本当に楽しみ」

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 将棋の女流タイトル3冠を保持する西山朋佳(ともか)女流王将(25)=女王・女流王座=に室谷(むろや)由紀女流三段(27)が挑戦している女流タイトル戦「第42期女流王将戦三番勝負」の最終第3局が30日、東京都内で行われる。西山さんは女流王将の初防衛、室谷さんは悲願の初タイトル獲得が懸かる大一番だ。2人は大阪府大阪狭山市出身で、同じ将棋教室に通って切磋琢磨(せっさたくま)した間柄。幼なじみであり、ライバルでもある2人がひのき舞台でしのぎを削る。(中島高幸)

対戦成績ほぼ拮抗

 「大きな舞台で2人が指していること自体がうれしい。いい内容の将棋を指してほしい」。西山さんの師匠、伊藤博文七段(60)と室谷さんの師匠、森信雄七段(68)は口をそろえた。

 将棋界のプロ制度は、男女の区別がない「棋士」と女性だけの「女流棋士」がある。西山さんは現在、女流棋士ではなく、女性初の棋士を目指し養成機関「奨励会」の三段。さらに奨励会員が参加できる女流棋戦で活躍し、8つある女流タイトルのうち3冠を占めている。

 室谷さんは平成22年、17歳で棋士とは別制度の女流棋士になった。現在、大阪狭山市の観光大使を務め、ユーチューブやツイッターなどでも幅広く活動。女流タイトル戦に挑戦者として登場するのは今回で5回目の強豪だが、獲得はまだない。今回の女流王将戦の本戦決勝で、女流トップの里見香奈女流四冠(28)を破って挑戦権をつかみ取った。