ドラフト注目の早川投手 千葉の小学校時代はソフトボール 恩師「いいフォームだった」

楽天が1位指名し交渉権を獲得した早大・早川隆久=早稲田大学(撮影・長尾みなみ)
楽天が1位指名し交渉権を獲得した早大・早川隆久=早稲田大学(撮影・長尾みなみ)

 26日に行われたプロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)で4球団が、千葉県横芝光町出身で木更津総合高校でも活躍した早川隆久投手(早大)を1位指名し、東北楽天ゴールデンイーグルスが交渉権を獲得した。原点は小学校時代に同町で始めたソフトボールだった。恩師は産経新聞の取材に喜びの声を寄せ、佐藤晴彦町長も、「町の子供たちにとって希望の星です」などとするコメントを公表。人口約2万3千人の町は祝福ムードに包まれた。(長橋和之)

 早川投手は町立上堺小1年の終わり頃、地元の上堺ソフトボールクラブに入団。当時の監督、椎名俊明さん(65)によると、野球ではなくソフトだったのは、地元の先輩に誘われて始めたからだという。

 在籍当時のチームは、大会の上位に勝ち進むことは少なく、早川投手も、「それほど目立った選手ではなかった」と言う。一方で椎名さんが「いい投球フォームだった」と振り返るように、好投手の片鱗は現れていたようだ。

 早川投手は、ランニングや投球の後に、自ら志願して野手と一緒に厳しいノックを受けていたという。椎名さんは「かなり厳しい練習をさせていたが、文句も言わず積極的に取り組んでいた。野球が好きでたまらないという感じだった」と話す。

 早川投手はその後、地元の横芝中に進学し、軟式野球部に入部。同級生と切磋琢磨し、能力が開花した。高校は木更津総合に進学し、エースとして出場した3年春のセンバツ、夏の選手権でいずれもベスト8に進出した。

 椎名さんは「キャッチボールやランニングなど地味な練習をたくさんやったことが、その後の活躍の土台になってくれたと思う。ドラフト1位の選手が出るとは夢にも思わなかった。本当にうれしい」と感慨深げだった。

 横芝光町の佐藤町長が公表したコメントは、早川投手を祝福したうえで、「今回の吉報は町の子供たちにとって、夢はかなうと教えてくれた希望の星であり、その輝きは私たちの心も明るく照らしてくれます」と強調。「これからのさらなる飛躍と活躍を心よりお祈りいたします」と結んだ。

 横芝光町出身者としては、JR東日本の伊藤将司投手も阪神タイガースに2位で指名された。横芝中学では早川投手より2学年先輩で、横浜高校に進んで活躍した。佐藤町長は、「町出身者が同時に2人も指名を受けたことは喜ばしい限りで、町民の誇りです」とコメントした。

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