空自F35が米軍と初訓練 太平洋上で、揚陸艦参加

米海軍の強襲揚陸艦「アメリカ」と共同訓練する空自のF35Aステルス戦闘機2機(左上)=20日(航空自衛隊提供)
米海軍の強襲揚陸艦「アメリカ」と共同訓練する空自のF35Aステルス戦闘機2機(左上)=20日(航空自衛隊提供)

 航空自衛隊は23日、青森県の三沢基地に配備されているF35Aステルス戦闘機が米軍と初めての共同訓練を実施したと発表した。20日に太平洋上で、2機が長崎県の米海軍佐世保基地所属の強襲揚陸艦「アメリカ」と戦術訓練をした。空自は訓練目的を「日米共同の対処能力と、部隊の技量向上」と説明している。

 F35は米ロッキード・マーチンの開発で、レーダーで捉えられにくいステルス性能に優れる。空自は米空軍使用のA型と、短距離離陸・垂直着陸可能なB型で計147機を導入する計画で、平成30年から三沢基地へA型の配備が始まり、現在は17機が所属している。昨年4月には、墜落事故で1機を失い、約4カ月にわたり訓練がストップした。

会員限定記事会員サービス詳細