三陸鉄道4千万円赤字見通し コロナ禍で収入大幅減

 東日本大震災や昨年の台風19号で被災した岩手県の第三セクター「三陸鉄道」(同県宮古市)は21日、令和2年度決算の純損失が約4千万円になるとの見通しを発表した。赤字となれば2年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大で4~8月の運賃収入が前年同期比で65・9%減となったことが影響した。

 三鉄によると、この間の団体予約のキャンセルが計1241件に上り、地元の利用者も大幅に減った。会見した中村一郎社長は「9月、10月は利用が戻りつつある。企画列車の運転などで、マイナスを減らせるよう取り組みたい」と話した。

 昨年度は台風被害で赤字が見込まれていたが、県と沿線自治体から累積損失を埋める補助金を受けて4年ぶりの黒字に転じていた。