つくば市が協定締結 ホテルや旅館、避難所に

 つくば市と県ホテル旅館生活衛生同業組合つくば支部(高橋栄支部長)は、災害時に高齢者や妊婦など、避難所での生活が難しい要配慮者をホテルや旅館で受け入れる協定を締結した。

 近年、大雨や台風などの災害が多発していることに加え、新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)で、避難所で「3密」防止が求められていることから、両者が検討を進めてきた。

 同支部には29施設が加盟している。要配慮者が通常の避難所へ来た場合、市職員が特別な配慮が必要と判断した上で、空いているホテルや旅館などへ振り分ける。宿泊や食事などにかかる費用は同市が負担する。

 締結式で五十嵐立青市長は「市内のホテルや旅館を利用できることは市民の安全と安心につながる」と歓迎した。高橋支部長は「つくば市と市民のために組合としても協力したい」と述べた。

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