ハマスタで満員実験実施も 無症状接触者は別室で受験  - 産経ニュース

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ハマスタで満員実験実施も 無症状接触者は別室で受験 

新型コロナウイルス感染症対策分科会であいさつする西村経済再生相。中央は尾身茂会長、左は田村厚労相=15日午前、東京・霞が関
新型コロナウイルス感染症対策分科会であいさつする西村経済再生相。中央は尾身茂会長、左は田村厚労相=15日午前、東京・霞が関

 政府は15日、新型コロナウイルス感染症対策分科会(尾身茂会長)を開き、来年の大学入学共通テストの際に無症状の濃厚接触者はPCR検査で陰性であれば別室で受験してもらうなどの感染防止対策について、専門家の了承を得た。大規模イベントで入場人数の基準作りに生かすため、プロ野球の公式戦で3日間の実証実験を行うことも了承された。初日は収容人数の80%を上限とし、問題がなければ段階的に増やして3日目は満員で実験する。

 大学入学共通テストについては、受験生に当日の自主検温を求め、37・5度以上の体温がある場合は受験を取りやめ、追試の機会を設けるとした。西村康稔経済再生担当相は感染防止策について「学生が安心して受験できる環境を提供していきたい」と強調した。

 一方、大規模イベントについて、現在は収容人数の50%まで入場を認めているが、西村氏は「大きなクラスターが発生した報告は受けていない」と指摘。さらなる緩和に向け、神奈川県と横浜市、横浜DeNAベイスターズの親会社であるIT企業ディー・エヌ・エー(DeNA)などが実証実験を行うとした。

 今月30日から3日間、横浜スタジアムで行うプロ野球の公式戦で、初日は定員の80%に当たる約2万7千人を入場させ、マスク着用率や密度、人の動きを高精細カメラで分析する。問題がなければ2日目は90%、3日目は満員まで入場者を増やす方針だ。理化学研究所が運用するスーパーコンピューター「富岳」を使いシミュレーションも行う。

 分科会の提言では現在の感染状況は「増加要因」と「減少要因」が拮抗(きっこう)しているとし、拮抗状態は「いつ崩れてもおかしくない」と指摘。クラスターが発生した場合の早期対応を関係者に求めたほか、地域差に応じた対策も必要とした。